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  • 2016-11-05 アンザリ湿原 > No.45 JICA国別研修「アンザリ湿原環境管理プロジェクト・フェーズⅡ」本邦研修を受け入れました
    独立行政法人国際協力機構(JICA)がイランのアンザリ湿原で進めている環境管理プロジェクトの一環として、イラン国環境省およびギラン州の高官を対象とした本邦研修が、2016年10月9日から10月22日まで日本各地で行われ、イランから7名の研修員が参加しました。
    10月12日から10月15日まで、研修プログラムが釧路地域で行われ、当センターは釧路湿原の歴史や保全・適正な利用について、講義と釧路湿原の現地視察を担当しました。視察先の釧路市湿原展望台、温根内木道、猛禽類医学研究所では、湿原内における施設の役割や運営などの説明について、研修員は積極的に質問しながら、熱心に聞き入っていました。
    標茶高校では、、北海道標茶高校の生徒自身の解説による釧路湿原自然再生プロジェクトを視察しました。
    10月14日には、釧路地域での研修のまとめとして意見交換会(交流会)が開催され、当センターの職員に加え、釧路湿原の保全に係る地域住民や行政自治体職員も出席し、研修員と活発な意見交換を行いました。最後に、当センター事務局長が総評を述べ、釧路湿原とアンザリ湿原との交流や連携が発展することを祈願し、交流会を締めくくりました。

    なお、この研修は日本工営株式会社がJICAから受託し、実施しています。

  • 2015-09-29 アンザリ湿原 > No.30 JICA国別研修「アンザリ湿原環境管理プロジェクト・フェーズⅡ」本邦研修を受け入れました。
    独立行政法人国際協力機構(JICA)がイランのアンザリ湿原で進めている環境管理プロジェクトの一環として、湿原生態管理や流域管理に携わる行政官を対象とした本邦研修が、2015年8月31日から9月17日まで日本各地で行われ、イランから12名の研修員が参加しました。
    9月7日から9月11日まで、研修プログラムが釧路地域で行われ、研修員は2つのグループに分かれて、釧路湿原や釧路湿原周辺の施設を訪問し、自然再生事業や湿原内でのカヌーツアーの運営、周辺市街地におけるごみや下水道の排水処理方法などの事例を学習しました。
    当センターは9月8日に釧路湿原の歴史や保全・適正な利用について、講義と釧路湿原の現地視察を担当しました。視察先の釧路市湿原展望台や温根内木道では、湿原内における施設の役割や運営などの説明について、研修員は積極的に質問しながら、熱心に聞き入っていました。
    9月11日には、釧路地域での研修のまとめとして意見交換会(交流会)が開催され、当センターの職員に加え、釧路湿原の保全に係る地域住民や行政自治体職員も出席し、研修員と活発な意見交換を行いました。最後に、当センター事務局長が総評を述べ、釧路湿原とアンザリ湿原との交流や連携が発展することを祈願し、交流会を締めくくりました。
    なお、この研修は日本工営株式会社がJICAから受託し、実施しています。

  • 2014-10-17 アンザリ湿原 > No.19 JICAアンザリ湿原環境管理プロジェクトの本邦研修を受け入れました
    国際協力機構(JICA)がイランのアンザリ湿原で進めている環境管理プロジェクト(フェーズⅡ)の一環として、湿原生態管理や汚水・廃棄物処理などに携わる行政官を対象とした本邦研修が2014年10月13日から17日まで釧路で行われ、KIWCはその一部のプログラムを担当しました。
    この研修は日本工営株式会社がJICAから受託し、10月8日から24日まで日本各地で環境管理について学ぶもので、今回は12名が参加しました。研修員は流域管理、汚水管理、廃棄物管理、エコツーリズム・環境教育、湿原生態管理の5グループに分かれ、釧路湿原やその周辺の自治体施設を訪問し、自然再生事業や湿原内でのカヌーツアー運営、周辺市街地でのゴミや排水処理の方法など、それぞれの分野に応じた事例について学習しました。
    KIWCは10月14日に全グループ対象のプログラムとして、釧路湿原の保全と利用の概況について、講義と釧路湿原塘路地区の視察を担当しました。台風19号によるあいにくの悪天候でしたが、視察先の塘路湖エコミュージアムセンターや標茶町郷土館では、湿原周辺で発掘された縄文時代の遺物や開拓時代の民具などの展示を前に、釧路湿原と人との関わりの歴史について活発に質問や意見を交わしたり、職員手作りの湿原情報や子供達によるタンチョウのイラストなどの展示に見入ったりするなど、研修員は興味津々の様子でした。
    10月17日には釧路での研修のまとめとして交流会が開催され、KIWCも講師陣の一員として参加しました。KIWC技術委員長でもある新庄久志氏による、釧路湿原の自然再生に関する講義に続き、研修員がグループごとに成果の発表を行いました。最後にKIWC事務局長が総評を述べ、「釧路での研修の成果が、今後のアンザリ湿原の保全に活かされることを願っている」の言葉で交流会を締めくくりました。