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  • 2015-11-13 一般向けの活動 > No.32 「みんなで調べる復元河川の環境・2015秋」を開催しました。
    平成27年10月24日(土)に「みんなで調べる復元河川の環境・2015秋」を開催し、釧路川の蛇行復元河道から自然河川に続く「茅沼~スガワラ」間(約5.5km)をカヌーで下りながら、河岸の植生や河畔の景観、動植物などを観察しました。途中で2か所の砂州に上陸し、洲の大きさや地層を調べました。途中雨が降ってきたため、一部の調査と観察を省略し、参加者同士が協力し合い力いっぱいカヌーをこぎ、下船地を目指しました
    下船後は、調査でわかったことや気付いたことをまとめました。天候不良のため、カヌーで釧路川を下っているときの気づきや感じたことを記録することが難しいと思われましたが、参加者からは「ミンクの穴があった」「川の合流地点で、それぞれの河川の川の色が違った」など、次々と報告がありました。
    この調査活動は2010年から毎年夏と秋に行っており、年々、蛇行が復元されたことによる効果や影響がわかってきています。今では、リピーターである地域住民の皆さんが中心となり調査を積極的に引っ張ってくれています。今回新たに参加してくれた皆さんにとっては、復元河川という川を視点に、釧路湿原の環境保全について考える貴重な機会になったようです。

    なお、当初は9月13日(日)に開催予定でしたが、荒天のため10月24日(土)に開催を延期しました。
    また、この調査活動は、公益財団法人河川財団による河川整備基金の助成を受けています。