10月1日から11月12日まで、JICA研修「湿地生態系における自然を活用した社会課題の解決(ネイチャーポジティブな社会の実現に向けて)」を実施しました。
釧路湿原をはじめとした湿地生態系のもたらす便益に着目し、気候変動、自然災害、水の安全保障、生物多様性保全等の社会課題に対する解決策(Nature-based Solutions (NbS))事例を学び、途上国の行政官等が自国の社会課題解決策を計画する能力の向上を目指すをことを目的としており、JICA北海道センター(帯広)から当センターが研修を受託し、実施しています。
今回は、中米のコスタリカ、グアテマラ、メキシコ、ニカラグア、パナマから各1名、環境分野の国家公務員5名が研修を受けました。
釧路管内、十勝管内、石狩管内の再生事業を行う河川、熊本県球磨川流域や虹の松原などを訪れ、各河川での防災、治水対策事業について学びました。また、現地の小学生とも交流し、お互いの地域の自然環境について意見交換しました。
最後に、これまでの研修で学んだことを、自国で活用する方法について紹介するアクションプラン発表会を行いました。