トピックス

  • 2013-10-14 国際協力 > No.4 JICA自然・文化資源の持続可能な利用(エコツーリズム)研修(B)が終了しました。
     本年度2回目となるJICAのエコツーリズム研修を、2013年9月9日から10月14日まで実施しました。今回はアルバニア、アルゼンチン、グルジア、キルギス共和国、ペルー、セルビア、マケドニア、東ティモールから、観光振興に係わる8名が参加し、第1回目と同様、釧路地方など道内をはじめ東京・京都・沖縄で、エコツーリズムについて学びました。また、今回も新庄久志KIWC技術委員長がコースリーダーを務め、研修員に同行しました。
     一行は秋の盛りの北海道で、在来馬(どさんこ)を使った乗馬トレッキングや、漁船に乗って無人島に上陸するツアー、地元の子供達と一緒の環境学習など、バラエティに富んだプログラムを体験し、毎週のミーティングでその内容を分析して、体験から学んだことを再確認しました。
     京都では、大学で観光を学ぶ学生達とのワークショップも行われ、会場となった大学の食堂では、研修員が若い学生に囲まれ、各国のエコツーリズム事情について意見を交わす姿が見られました。
     研修の最終日は、東京のJICAセンターで、研修員によるアクションプランの発表会が開かれました。地域の自然・文化的な財産を地域の人が観光業に役立て、その利益を地域全体で共有するための取り組みについて、研修員達がそれぞれの国の事情に合わせつつ、日本で得たアイディアを盛り込んだプランを発表し、研修を締めくくりました。

  • 2013-09-02 国際協力 > No.3 JICA自然・文化資源の持続可能な利用(エコツーリズム)研修(A)が終了しました。
     地域開発の手法として、地域の自然や文化を、観光資源として持続的に活用する「エコツーリズム」について学ぶ、途上国向けの集団研修を実施しました。国際協力機構(JICA)北海道(帯広)からの委託事業で、平成25年度は夏から秋にかけて2回のコースを実施し、16か国からの参加がありました。

     第1回目のエコツアー研修は2013年7月29日から9月2日にかけて行われ、カンボジア、インド、ネパール、パラオ、セネガル、スリランカ、トンガ、ベトナムから、観光局などで働く8名が北海道にやってきました。
     然別湖では山や森林を利用したトレッキングなどのツアーを、釧路地域では野生動物に配慮したカヌーの運行や、漁業や農業など地域の産業と結びついた観光開発などについて学びました。
     一行はさらに本州以南へも足をのばし、東京・京都では伝統文化や史跡の活用や、日本のエコツーリズム施策などの理論について実習や講義を受け、さらに南の沖縄では、サンゴ礁やマングローブ林ツアーによる町おこしの事例を視察体験してきました。全日程にわたってKIWCの新庄久志技術委員長がコースリーダーとして同行し、研修員の学びをサポートしました。
     来日中は市民ボランティアの協力でホームビジットや交流会なども行われ、研修員は忙しい研修スケジュールの合間にも、浴衣を着つけてもらったり、日本料理作りに挑戦したりと、ホストファミリーと楽しい思い出をたくさん作ったようでした。