2019年6月26日㈬から8月1日㈭まで、ガボン、キリバス、パラオ、フィリピン、セルビア、ウクライナ、ベトナムの7か国から、観光振興や野生生物保護に携わる行政官8名が来日しました。
この研修の目的は、地域の自然・文化資源の保全とその持続的利用を可能にするツールとして、地元住民が参画するエコツーリズムの施策を学ぶことです。JICA北海道センター(帯広)から当センターが研修を受託し、実施しています。
研修員は、来日後、東京(浅草)、北海道(帯広、霧多布、厚岸、鶴居)、沖縄を訪問し、人力車やホーストレッキングでのツアーをとおして、地域住民が携わる環境や野生生物に配慮したツアーを体験し、昆布小屋の見学や昆布船での移動、チーズ作り体験から農業や漁業などの地域産物を地域住民が観光に活かしながら運営している事例について学びました。
研修の最終日は、研修員によるファイナルレポートの発表会が開かれました。地域の自然・文化的な財産を地域の人が観光業に役立て、その利益を地域全体で共有するための取り組みについて、研修員達がそれぞれの国の事情に合わせつつ、日本で得たアイディアを盛り込んだプランを発表しました。