地球温暖化ワークショップと市民シンポジウム開催
国立環境研究所主催、国際湿地保全連合日本委員会・KIWC 共催により2001年9月20 、21日、地球温暖化防止と自然環境保全を合わせて考える
「地球温暖化と湿地保全に関する国際ワークショップ」が、釧路市観光国際交流センターで実施されました。
21日には、この会議に参加した国内外の専門家や、釧路で温暖化防止に関する先鋭的な取り組みを推進している地元企業等関係者をパネリストに、
一般対象のシンポジウムも開催されました。
「地球温暖化と釧路湿原」と題したこのシンポジウムでは、湿地の炭素吸収源としての
温暖化防止機能だけでなく、破壊されると大量の温暖化ガスを放出するという特性も紹介され、約130名の参加者で産業と湿地保全の両面から、
地球温暖化について討論が行われました。
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河畔緩衝帯ワークショップと市民フォーラム開催
2001年11月5日〜9日、釧路市観光国際交流センターにて「農業地帯における河畔緩衝帯の水質浄化能の解析とその設置
法に関する国際ワークショップ(河畔緩衝帯国際会議企画運営委員会主催、KIWC 共催)」が開催されました。また、最終日プログラム
として、市民フォーラム「河畔林と釧路湿原」が実施されました。
国内外の専門家約90名が一堂に会するこの機会に、河畔林が湿地や湖沼流入する水の浄化に
果たす役割と、その効果的な設置方法等、釧路湿原の保全にも役立つ最新の知見について、
4名の専門家が、一般の人々にもわかりやすい語り口で公開討論を行いました。
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「アジア湿地シンポジウム2001 」参加
2001年8月27〜30日、マレーシアのペナンにて「アジア湿地シンポジウム2001」が
開催されました。アジアを中心とした37カ国、約400人が参加し、アジア・太平洋地域における
さらなるパートナーシップの推進を目的とした「ペナン声明」が採択されました。
会議の参加者には、これまでにJICA研修や国際会議で釧路地域を訪れたことのある人々
も多く、発表のためペナンに赴いたKIWCスタッフと再会を喜び合いました。
会議において、KIWCは「ラムサール登録湿地・釧路湿原における、
モニタリング調査を始めとしたKIWCの活動」を紹介・発表し、参加者の大きな関心を集めました。 |
過去のJICA研修員も参加 |
姉妹湿地「クーラガング湿地とその周辺湿地」との交流
2001年8月31日〜9月5日、KIWCの湿地専門家が、釧路地域の姉妹湿地
であるオーストラリアのクーラガング湿地とその周辺湿地を訪問し、現地の関係
機関スタッフとの情報交換や、今後の交流プログラム等について話し合う機会を持ちました。
ク ーラガング湿地周辺では、現在湿地の再生に関するプロジェクトが進行中であり、
KIWCでも同様の湿地保全活動を進めるうえでの、大きな参考となりました。
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湿地再生プロジェクトの現場
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KIWC技術委員会調査研究報告書 「道東湿地群をフィールドとする環境教育」発行
KIWC技術委員会の1998 ‐2000年度調査研究報告書「道東湿地群をフィールドとする環境教育」を、
2001年3月に発行し、関係機関等に配布しました。野生動植物の宝庫で、かつ多様な形態に
富む道東の湿地群において、小学〜大学生・教師までの幅広い年齢層を対象に実際に
行われている環境教育プログラムについて、具体的なレポートがまとめられています。
※僅少ですが残部がありますので、入手ご希望の方はKIWC 事務局までお問い合わせください。
《問合せ先》
〒085-8505 釧路市黒金町7-5
釧路市環境部環境政策課自然保護担当内 KIWC事務局
電話:0154-31-4594 FAX:0154-23-4651
ホームページ:http://www.kiwc.net E-mail:kiwc@kiwc.net
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