釧路国際ウェットランドセンター(KIWC)は、1993年に釧路市内で開かれたラムサール条約第5回締約国会議をきっかけに設立されました。
釧路地方の4つのラムサール条約登録湿地(釧路湿原、厚岸湖・別寒辺牛湿原、霧多布湿原、阿寒湖)の⽣態系を維持しつつ、その恵みを⻑く活⽤するため「湿地のワイズユース(賢明な利⽤)」を推進するとともに、釧路地域の取り組みや成果を広く発信し、地球規模での環境保全に寄与することを目的に活動しています。
釧路地域には、釧路湿原をはじめとする4つのラムサール条約登録湿地(国際的に重要な湿地)があります。釧路国際ウェットランドセンターは、これらの登録湿地にかかわる地方自治体・国の機関や地域の大学、湿地保全関係のNGOや専門家などで構成されたネットワークです。
事務局は釧路市役所内にあり、さまざまな機関・施設と連携して活動を行っています。
釧路でのラムサール会議では、地域の豊かな自然と、湿地保全に対する地元の人達の積極的な活動が、世界各国からの参加者の注目を集めました。釧路での取り組みを世界各国の湿地でいかしてもらうため、途上国を対象とした研修やワークショップなどを毎年行っています。
また、オーストラリアの姉妹湿地をはじめ、海外各国の湿地関係者や団体と積極的に交流し、保全と利用に関する情報の発信・交換につとめています。