トピックス

  • 2014-09-06 一般向けの活動 > No.15 釧路川の環境調査「みんなで調べる復元河川の環境・2014秋」を行いました
    2010年に釧路湿原の茅沼地区で蛇行河道への復元が行われた釧路川の環境を調べるため、市民の皆さんと一緒に調査を行いました。27名が参加し、カヌーで釧路川の蛇行復元河道から自然河川に続く「茅沼~スガワラ」間(約5.5km)を下りながら、河岸の植生や河畔の景観、動植物などを観察しました。また、途中で2か所の砂州に上陸し、州の大きさや地層を調べて、蛇行復元後のこの地点での土砂の捕捉状況を確認したりもしました。下船後は、調査でわかったことや気づいたことなどを全員で確認しあって艇ごとにまとめ、釧路川の自然情報地図を作りました。
    この調査は復元河道完成の年から毎年行っており、秋の調査はこれで5回目、夏の調査も含めると通算10回目となります。回を重ねるごとに、リピーターを中心として、参加者がどんどん積極的になり、今では砂州の調査から結果発表に至るすべての作業をひっぱってくれています。おかげで年々スタッフの出番が減ってきました。今回の調査では、砂州に散乱していたゴミを皆で率先して集める場面もあり、参加者の皆さんの湿地保全への意識が高まっているのを感じました。

    なお、この調査は(公財)河川財団による河川整備基金の助成を受けて実施されました。

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  • 2014-07-23 一般向けの活動 > No.14 市民環境調査「みんなで調べる復元河川の環境2014・夏」を行いました
    2014年7月13日(日)に、標茶町茅沼地区の釧路川の自然再生事業現場周辺で、市民の皆さんと一緒に環境調査を行いました。2010年に昔の蛇行河道が復元された直後から毎年行っている調査で、9回目となる今回は、関係者を含め29名が参加しました。
    参加者は水生生物、堆積土壌、植生の3つの調査班に分かれ、それぞれ専門家の指導のもとに調査を行いました。水生生物調査では罠やタモ網で、魚類やウチダザリガニなどの甲殻類を捕獲し、7種を確認しました。また、土壌調査班は河畔の地層や、河道の砂州の大きさを調べ、復元河道の氾濫や土砂堆積状況の推測を試みました。一方、植生調査班は林内に設置した4区画の植生を調べ、変化が見られるかを確認しました。調査後は、近くの温泉施設の会議室に集まり、皆で調査結果の確認と、過去のデータとの比較を行いました。
    今回は調査日の直前に大型の台風8号が接近した影響で川が増水し、予定していた調査の一部が中止となってしまいましたが、河畔林には川水による水たまりや泥で汚れた植物などがあちこちで見られ、蛇行河川の働きのひとつである「氾濫」を実感できた、貴重な機会となりました。

    なお、この調査は(公財)河川財団の河川整備基金の助成を受けて行われました。
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  • 2014-05-27 一般向けの活動 > No.12 「みんなで調べる復元河川の環境・2014夏」参加者募集!
    標茶町茅沼地区を流れる釧路川の直線流路が、釧路湿原自然再生事業として2010年に再蛇行化されて以来、KIWCでは毎年2回、市民の皆さんと一緒に環境調査を行ってきました。今年も7月13日に第1回目の調査を行います!
    専門家の指導のもと、水辺の生き物、植物、岸の地形や地層の調査を行い、川が本来の流れに戻ったことで、水辺の環境がどのように変わってきているかを調べます(詳しくはチラシをご覧ください)。
    小学生以上ならどなたでも参加できます。関心のある方はぜひ下記までご連絡ください。お待ちしています!

    日 時: 2014年7月13日(日)8:30~14:30(釧路市役所前集合・解散)
    場 所: 標茶町茅沼(釧路川左岸)
    募集人数: 20名
    参加申込: 6月20日までに電話0154-31-4594(KIWC事務局)へ

    *このイベントは公益財団法人 河川財団の助成を受けています。
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  • 2014-02-20 一般向けの活動 > No.10 市民環境調査「みんなで調べる復元河川の環境」報告会を開催しました。
     2014年2月20日に釧路市交流プラザさいわいで、2010年から4年間の市民環境調査の成果を発表する報告会を開催し、調査に参加した市民など50名が出席しました。
     釧路川茅沼地区の旧川復元事業について、国土交通省釧路開発建設部治水課の秋山泰祐課長がビデオやスライドを用いて説明後、KIWCがこの事業地周辺で実施した環境調査の概要や、その結果を報告しました。調査を指導した専門家もコメントを添え、釧路川の蛇行復元後、茅沼地区では川の浸食・堆積などの作用により川岸や川底の地形が変化し、多くの生き物が生息しやすい環境が作られつつあることが確かめられました。
     会場では参加者と、進行の新庄久志さんや専門家らとの意見交換も行われ、参加当時の感想や、今後の調査への提案など、多くの声があがりました。
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  • 2014-02-01 一般向けの活動 > No.9 世界湿地の日記念「冬のエコツアー2014」の実施
     世界湿地の日(2月2日、今年のテーマは「湿地と農業」)にちなみ、2014年2月1日に市民対象のエコツアーを実施しました。釧路湿原に生息するツル・タンチョウと農業とのかかわりを知るため、21名で鶴居村を訪れました。
     地元でタンチョウの保護活動団体「タンチョウコミュニティ」代表の音成邦仁さんの案内で、はじめに冬の給餌場に集まる野生のツルや、ねぐらの川を観察しました。次に釧路湿原に接する農場を訪れ、酪農家の藤原秀達さんから、農場に飛来するツルについてお話をうかがいました。国の天然記念物で、観光客に人気のタンチョウですが、農家にとっては畑を荒らしたり、牛舎に侵入して牛の餌を失敬する困り者でもあると、実際に農場を闊歩するツルを目の前に説明していただきました。
     最後に、タンチョウコミュニティが農家とツルをつなぐ活動として実践しているツルの餌作りに挑戦しました。ツル用に栽培したデントコーンをほぐし、参加者全員からのメッセージを添えて給餌場へ託しました。
     農業被害のほかにも電線への衝突など、ツルと人との間にさまざまな軋轢が生じていますが、ほとんどの参加者には初めて知る現実でした。ツアーはこのような人々にとって、釧路湿原を象徴するタンチョウと人との共生について考える、最初の一歩となりました。
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