トピックス

  • 2015-09-29 アンザリ湿原 > No.30 JICA国別研修「アンザリ湿原環境管理プロジェクト・フェーズⅡ」本邦研修を受け入れました。
    独立行政法人国際協力機構(JICA)がイランのアンザリ湿原で進めている環境管理プロジェクトの一環として、湿原生態管理や流域管理に携わる行政官を対象とした本邦研修が、2015年8月31日から9月17日まで日本各地で行われ、イランから12名の研修員が参加しました。
    9月7日から9月11日まで、研修プログラムが釧路地域で行われ、研修員は2つのグループに分かれて、釧路湿原や釧路湿原周辺の施設を訪問し、自然再生事業や湿原内でのカヌーツアーの運営、周辺市街地におけるごみや下水道の排水処理方法などの事例を学習しました。
    当センターは9月8日に釧路湿原の歴史や保全・適正な利用について、講義と釧路湿原の現地視察を担当しました。視察先の釧路市湿原展望台や温根内木道では、湿原内における施設の役割や運営などの説明について、研修員は積極的に質問しながら、熱心に聞き入っていました。
    9月11日には、釧路地域での研修のまとめとして意見交換会(交流会)が開催され、当センターの職員に加え、釧路湿原の保全に係る地域住民や行政自治体職員も出席し、研修員と活発な意見交換を行いました。最後に、当センター事務局長が総評を述べ、釧路湿原とアンザリ湿原との交流や連携が発展することを祈願し、交流会を締めくくりました。
    なお、この研修は日本工営株式会社がJICAから受託し、実施しています。
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  • 2015-08-31 国際協力 > No.29 JICA課題別研修「地域振興に寄与する持続可能な湿地資源の利用法」を実施しました。
    2015年5月25日(月)から7月7日(火)まで、アルバニア、エルサルバドル、フィジー、メキシコ、ウガンダ、マレーシアの6カ国7名の行政官が日本を訪れ「地域振興に寄与する持続可能な湿地資源の利用法」について研修を受けました。
    この研修は環境省の協力によりJICA(国際協力機構)が主催するもので、当センターが研修を受託し、実施しました。
    研修員は東京、千葉、沖縄、富士吉田、栃木、北海道を訪問し、湿原をはじめ、干潟、サンゴ礁、河川、水田まで多様なタイプの湿地について、地域における保全活動や取り組み、産業・教育への活用の方法や工夫などを学びました。ラムサール条約登録湿地の谷津干潟(千葉県)、漫湖(沖縄県)、渡良瀬遊水地(栃木県)、釧路湿原、厚岸湖・別寒辺牛湿原、霧多布湿原(北海道)など、各地で保全活動の担い手や住民、行政関係者と直接対話し、保全に至る経緯や湿地の特色を生かした地域振興(農水産物のブランド化や、観光への利用、環境教育等)の事例を学びました。
    このような様々な体験をもとに、研修員は地域住民による、地域住民のための湿地資源および生物多様性の保全と、持続的な活用を推進する帰国後の活動計画案を作成し、研修の最後に発表しました。
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  • 2015-08-27 国際協力 > No.28 平成27年度外務大臣表彰を受賞いたしました。
    この度、釧路国際ウェットランドセンターが平成27年度外務大臣表彰を受賞いたしました。
    外務大臣表彰とは、「多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人及び団体」に対し、毎年度、外務大臣が表彰を行っているものです。
    釧路国際ウェットランドセンターは、平成5年の「第5回ラムサール条約締約国会議」が釧路市で開催されたことを受け、平成7年1月に、釧路市をはじめ、ラムサール条約登録湿地を有する釧路地域の6市町村及び関係団体によって設立されました。
    設立以来、湿地の保全と賢明な利用に関する国際協力活動を実践するため、姉妹湿地提携や海外からの研修生の受け入れ、ラムサール条約締約国会議での情報発信等、国内外で様々な活動を行って参りました。
    これらの活動が、地域の自然資源を生かした取り組みであるだけでなく、日本と諸外国との友好親善関係の増進にも大きな功績があったと評価されたことは、大変名誉なことであり、今後も引き続き、様々な活動に取り組んで参りたいと考えております。
    なお、平成27年8月27日に東京の外務省飯倉公館で行われました外務大臣表彰式には、釧路国際ウェットランドセンター理事長・蝦名大也(釧路市長)が出席し、岸田文雄外務大臣より表彰状が授与されました。
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  • 2015-08-21 一般向けの活動 > No.27 「みんなで調べる復元河川の環境・2015夏」を開催しました。
    平成27年7月12日(日)に「みんなで調べる復元河川の環境・2015夏」を開催し、標茶町茅沼地区・釧路川蛇行復元現場周辺で、地域住民の皆さんと一緒に調査を行いました。2010年から毎年行っているこの調査は、今回で11回目となり30名(スタッフ等含む)が参加しました。
    参加者は土壌調査、水生生物調査、植生調査の3班に分かれ、専門家の指導のもと各調査内容を1つずつ丁寧に調べました。土壌調査では河畔の地層や砂州の大きさを調べ、復元河道の氾濫や土砂堆積状況の調査・推測を試みました。水生生物調査では、調査地点ごとの生息環境に応じた魚類が観察されました。さらに、ウチダザリガニの今後を注視する必要があることがわかりました。植生調査では、林内に方形区を設け、その中の植生を調べ、優占種の変化などを確認しました。
    調査終了後は近隣施設に移動し、まとめ・ふりかえりを行いました。各調査結果を確認しながら、過去の調査データと比較し、どのような変化が見られるかについて全員で考えました。
    今回は、釧路川蛇行復元現場に新しく完成した木道のおかげで、各調査地点へスムーズに移動することができました。とても暑い中での調査となりましたが、参加者の皆さんに蛇行河川の働きや影響を理解してもらう貴重な機会になりました。

    なお、この調査活動は、公益財団法人河川財団による河川整備基金の助成を受けています。
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  • 2015-07-28 一般向けの活動 > No.26 「釧路湿原縦断ウォークinつるい」が開催されます。
    釧路湿原ウォーク実行委員会(事務局:鶴居村教育委員会)主催「釧路湿原縦断ウォークinつるい」が開催されます。
    ぜひ、ご家族・ご友人と一緒にご参加ください。

    開催日:平成27年8月30日(日)
    会場:釧路湿原遊水池右岸築提(鶴居村温根内)
    コース:A 赤沼コース5km
         B 大島川コース 10km
         C 鶴居最南端コース 13.6km
    参加料:1,000円(中学生以下無料)
    申込方法:申込書及び参加料を持参もしくは郵送
    申込先:釧路湿原ウォーク実行委員会事務局(鶴居村教育委員会)
    申込期間:平成27年8月7日まで
           *申込期間を延長しています。

    【お問い合わせ先】
    釧路湿原ウォーク実行委員会事務局(鶴居村教育委員会)
    〒085-1206 北海道阿寒郡鶴居村鶴居東5丁目3番地
    電話:0154-64-2050
    FAX:0154-64-2900

    *釧路国際ウェットランドセンター事務局ではお申込みできません。